展覧会感想

西洋美術を中心に展覧会の感想を書いています。

国立西洋美術館

国立西洋美術館常設展 感想

コルネリス・デ・ヘーム《果物籠のある静物》1654年頃 休館について …先日西洋美術館のホームページを見たところ、館内施設整備のため2020年10月19日から2022年春(予定)まで約1年半に渡り全館休館とのお知らせが掲載されていたため、しば…

ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史 感想

見どころ …この展覧会は日本とオーストリアの国交樹立150年を記念して、中世から近代まで数世紀に渡り神聖ローマ皇帝として広大な領土と多様な民族を治めてきたハプスブルク家のコレクションを紹介するもので、ウィーン美術史美術館、ブダペスト国立西洋…

松方コレクション展 感想

見どころ …「松方コレクション展」は国立西洋美術館の開館60周年を記念する展覧会です。…川崎造船所の初代社長を務めた松方幸次郎(1866~1950(慶応元年~昭和25年))は、日本の芸術家、人々のために美術館を作ろうと志し、1916年から19…

ル・コルビュジエ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代 感想

見どころ …「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代」展は、ル・コルビュジエ、すなわちシャルル=エドゥアール・ジャンヌレが建築家としての地位を確立する以前の、第一次世界大戦後から1920年代の活動に焦点を当てたものです。出品作はル…

ルーベンス展 バロックの誕生 感想

見どころ …この展覧会はバロック美術が隆盛を見た17世紀を代表する、「王の画家にして画家の王」とも呼ばれたルーベンス(1577~1640)の回顧展で、特にイタリアとの関わりに焦点を当てて紹介するものです。…イタリアはバロック美術の中心地であり…

ミケランジェロと理想の身体 感想

見どころ …この展覧会はルネサンスを代表する芸術家ミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564)の彫刻「ダヴィデ=アポロ」と「若き洗礼者ヨハネ」の2点を中心に、ルネサンス期の美術に影響を与えた古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻や壁画、及びミ…

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

…現在、国立西洋美術館で開催中の「プラド美術館展」の見どころは何と言ってもベラスケスの作品が7点も来日していることでしょう。現存するベラスケスの作品は約120点のみで、そのうちの約4割がプラド美術館に所蔵されています。それが7点も日本で見ら…

北斎とジャポニスム 感想

会期…2017年10月21日~2018年1月28日会場…国立西洋美術館感想 概要 ドガ メアリー・カサット ゴーギャン ボナール モネ モロー セザンヌ その他 混雑対策について